2009年7月 8日 (水)

ハレルヤジャパン。

今年の3月にハウスを大片付けした。

普段は全く掃除をしないJが突然言い出したのだ。

私は部屋の中は割と片付けたり掃除をするのだが、見えない押し入れや納戸などにポンポン物を詰め込む、詰め込み大作戦野郎なので、この時にそれがばれてしまいこっぴどく注意された。

「うわべ、表層だけ」とか「(押し入れの)空間を使うセンスなし」とか。ひいては「主婦の座に甘んじてる」「戦っていないからだ」とまで言われる始末。

詰め込みの最たる存在である外の納戸を私は牢屋と呼んでいて、自分で詰め込んだくせに何か魔物がいるかもしれないから無理、と言って片付けをこばんでいた。

すると牢屋から徹底的に掃除を始めたJが片っ端から物を捨てて行く。もしくは捨てる物コーナーに仕分けしていく。気持ちいいくらいに捨てるねと思って見ていると、私が学生時代に作った椅子や収納タンスもそのコーナーに置かれていた。

あっ、と思ったが、デザイン的にも用途的にもはや仕方あるまい...と思ってジトッと見ていると、「これも捨てるでー」と私が卒業時に作った「ハレルヤジャパン」というちょっと恥ずかしい名前の木のオブジェのようなものがJの手に。

「あっ、でもそれは、あの、まだ、キュウが遊べるかもしれないよおおお。」
「ほら、ちょうどここに置くといんじゃないかなあ。ね、キュウ、ね、ね。」
とキュウをダシに、ハレルヤは間一髪チェーンソーで切り刻まれの刑を逃れ、縁側に据え置かれることなった。

なかなかどうして、ハレルヤを見た通りの人からは話しかけられるし、キュウは喜んで使ってくれるし、Jだってここで一休みしたりして、本当結果オーライ。こんなことなら早くシャバに出してあげれば良かった。

あとハウス内にある私の作った椅子。
これもキュウの遊び道具になっている。
座っていると必ず寄って来て、手すりや人の肩をグイグイ使って頂上に登り、鴨居を線路に見立て電車を走らせるのだ。

なんか学生時代は予想もつかなかった使い方が、我が子によってされているのを見るのはなんとも嬉しいもので・・・って、結局怒られたこともキュウによって忘れ、新たな喜びもキュウの中に見いだす。そうして私は日々充電されていく。成長は、していないかもしれない。

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側面と座面はスリット状になっていて涼しげ。ってなんだか。

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2009年7月 4日 (土)

中之条町。

先日、群馬は中之条町というところに3日間行って来た。

この地で8月から9月にかけて行われる中之条ビエンナーレ2009という芸術祭にJが出品するため、現地制作をする関係で。

関係で、っていっても関係ない私。
制作助手という名目でキュウとついて行き、全くの旅行気分でチョラチョラ遊んで来た。

面積の8割が森林であるというその町は、山に囲まれた美しい棚田や畑が目に眩しくも、同時に過疎の雰囲気も否めない。シャッターの降りている店店がさびれていく町独特の匂いを醸し出していた。

だからこそビエンナーレだ。元気のある若い人達がいる。
あとこの町にくれば、誰しもノスタルジアを感じずにはいられないと思う。
温泉街も良い雰囲気をだしているし、古い町並みや廃校になった木造の小学校校舎は「月とキャベツ」など、いくつもの映画の舞台になっている。
現にJが展示する場所も、そのうちの2つの小学校だ。

旅行中終始すこぶる機嫌がよく、貸し切りの校舎の中を我が物顔で走り回っていたキュウを見ながら、私は絵の中のぼくの村という映画を思い出していた。(往年そうだったように校舎内では私は眠くなり、柔道場で寝そべりながら眺めていた)
私はきっとあの映画中のわんぱくな少年に憧れている。あんな風にのびのび育ってほしいと思っているのかも。
あの映画は好きだな。また見たい。

気持ちよく温泉に浸かった後、温泉街をふらつき、客のいないさびれた中華屋さんに入った。餃子がすごく美味しくて感激した。
その中華屋のおっちゃんは、料理を出し終えると店のテーブルに着いてタバコを美味しそうに吸いながらテレビの「天地人」に見入っていた。
タバコの匂いを久しぶりにまともに嗅いだ気がした。
いまや都会ではありえないような光景。それが妙に懐かしく、なんかよかった。

実家の食卓はいつも父親の吸うタバコの匂いに包まれていた。
そのせいか、未だにタバコが悪だとは決めつけられない。
議論すればもちろん分がない喫煙者。
でも、本当に大切なことって?
「今日も元気だタバコがうまい」の時代は知らないけれど、私は好きなコピーだし、何よりおおらかで元気が出る。

あれ、中之条の話だったんだけど。
脱線ばかり。


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2009年7月 3日 (金)

ナイスレシーブ。

キュウがどんどん言葉を話すようになってきた。

このままいくとタラちゃんに追いつく日もそんな遠くないかもしれない。

んー、でもそんなに早く話せるようにならないでいいな、とも思う。
今のこのたどたどしさがなんともいえない。


キュウは毎日「おたぁーちゃん」と私を200回位呼ぶ。
そのほとんどは用がない。私が返事をするのがただ嬉しいようだ。

「おたぁーちゃん」 「はーい」

「おたぁーちゃん」 「はーい」

「おたぁーちゃん」 「はーい」

「おたぁーちゃん」 「はーい」

「おたぁーちゃん」 「はーい」

「おたぁーちゃん」 「なーに」

「ぬーね」     「・・!?」


・・・っ!

もしや、

ここで私は「の」と答えるのが正解だったのでは!?

「なーに」「ぬーね」「の」

「なにぬねの」なのね!?

私がボールを投げて、あなたがナイスレシーブで返したのに、それをボンミスで落としてしまった。
いや、落とせなかった。オチなかった。不甲斐ない。

きょうび、2歳児もボケる。鋭い返しだってしてくる。

どうしよう。おたぁーちゃん、鍛えないとキビシい。
でもどうやって?

今からNSCに通うの、とかって嫌だし。

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