2009年9月 5日 (土)

おむつなし本。

去年から参加させて頂いている「おむつなし育児」の研究が、この度本になって発売されました。

赤ちゃんにおむつはいらないというインパクト大の題名の本となって、おむつなしの研究がわかりやすくまとめられています。
少しですが私の経験談も載っています。(実名です)

この本に先だって、カナダのクリスティンさんが書かれたおむつなしの名著を研究チームの和田さんが翻訳して発行されたおむつなし育児という本もあります。

前者はおむつや排泄の歴史、そこからみえる育児の変化、知恵や経験談などが書かれています。
後者は体験談が豊富で、実際に実践する人の助けになるHow to本といったところでしょうか。

どちらも奇抜なことを言っているのではなく、純粋に子供によく目を向けた結果生み出された育児のスタイルであって、同時にそれは昔の日本でもあたりまえのようにされていたことなのです。

その昔ながらの育児法といってもいいおむつなし育児が、小さくも熱いムーブメントとなって現代に新しい形で蘇ろうとしているのではないかと思います。


ちなみに、この研究はトヨタ財団の助成によって行うことができているのですが、
この財団は2006年に「くらしといのちの豊かさをもとめて」というテーマを研究助成プログラムに掲げました。
その際の募集要項の文章が以下のものになります。

「くらしといのちの豊かさをもとめて」というテーマは確かにまだ漠然としたものです。
けれどもその根っこの部分には、私たちの次のような見方があります。

1.未来のためにといって、昔や今を犠牲にすべきではない。過去とのつながりの中にくるまれて生き、現在を味わうほうが、くらしといのちの豊かさをはぐくむのではないか。

2.人と人とのふれあいや、日常の暮らしの中の真なるもの、善きもの、美しきもの、祈りなどを重んじよう。そのほうがいのちが輝くのではあるまいか。
このような疑問を母胎として、「くらしといのちの豊かさをもとめて」は、近代化は産業化が進む中で合理的ではない、意味がない、あるいは古いものである、として忘れられ、あるいはこわされてきたさまざまなものに目を向けようとします。
むしろそちらの側に、いのちの輝きをましていく鍵があるのではと私たちは考えます。
この鍵は多くの場合、身体と深い結びつきがあり、しかも家族あるいは郷土といったものを媒介にして培われているようです。

以上。

よくはわからないけど、お堅い難しそうな世界で、このような文章が使われているということ。
そしておむつなし育児のような、どこからも相手にされないらしい分野にもかかわらず助成を決めたトヨタ財団。
この時代にあって恰好いい。
そちら様の懐の深さのおかげ様で、私も楽しいおむつなし育児をすることができました。
ありがとうございました。

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2009年2月22日 (日)

おむつなし育児体験記。その2

「おむつなし育児レポート その2 ~おまるでセルフ~

現在1歳8ヶ月。ここ一ヶ月ほどの経過を満面の笑みで綴りたいと思います。

一ヶ月前はタイミングをみてキュウの前にオマルを差し出してさせていたのが、ここ3週間ほど前からついにセルフおまるに移行しました。

いつの間にか、家の中から粗相がなくなってきています。キュウ、やったね。

◎家の中の場合  *家ではノーパン。
 
・おしっこ ー日中は粗相なし。夜、あり。ー

①適当に見える場所に置いてあるオマルを見つけ、無言で股がりそこに立ちション。終わると「ポトン」といいながらオマルを持ってトイレに行き便器の中に流す。その際に私の介助を拒む。 
②おしっこなのになぜか「うんちっち」と言ってくるときも。トイレに私を付いてこさせ便座に のせろと言う。乗せるとおしっこ。出たらレバーで流す。満足げ。
③夜の場合。夜間は約5回授乳。最初の一回の授乳時にはオマルでおしっこさせる
  (この時三回に一回はおむつやシーツがぐっしょり濡れている)。
  その後は紙おむつに変えて、夜中に2回布団の中で紙おむつを変える。
 ~寒くなってからは、泣いて起きる前に布おむつにおしっこしている事が増え、
  シーツやパッドまでぐっしょりな事もあり。私は冬の夜間は、5回起きて授乳とおしっこ    とおむつ替えとシーツ替えなどをやる根性が無く、疲れてしまったのでやむなく紙おむつを使用。~

・うんち ー全く粗相なしー

真剣な顔であたふたし始めるとうんちのサインだなと分かる。何も言わずにいると「うん、うん、うんちっち」と言ってくる。
私についてこさせ、小走りでトイレに向かい、便座にのせろという。のせて「うーん」と言ってキバる。
出すときはスクワットの動きをうまいこと利用している。
出たら「ポトン」いってレバーで流してバイバイと手を振る。満足げな顔。

◎外の場合   *パンツか、ノーパンかノーパンにズボン。

・おしっこ  

外だと教えてくれないのでタイミングをみてささげるが、Jの時には抵抗なくすんなり出るのに、私の時は半分はささげさせてもらえない。
 ~Jはかなり上手く、決して無理にさせない。楽しそうにささげる。手も大きくいつも温かい。~
でもかなり膀胱に溜めれるようになっていて、三時間くらいあくことも。このところ失敗はほとんどない。

・うんち   外ではうんちはしない。

ここにきて、おむつなしもファイナルステージに差しかかったように思います。
今までと大きく異なるのは、何といっても自分の意思で能動的におまるにおしっこをするようになったこと。
私は今までの癖で「そろそろシッシじゃない?」とうながしてしまうのですが、はっきり「ううん」と拒否をし、自分のタイミングでオマルに向かってしています。
こんな日が来るなんて・・・。涙

あと嬉しいのは、寒いにもかかわらず、排尿間隔が空いてきていることです。
これは能動的に自分でおまるでするようになったことと関係があるのでは?という気がします。
そのため、1回に出るおしっこの勢いが良く、量も多いです。また本人も嬉しそうにしています。
  
あとの問題は夜です。
夜に関しては、授乳とおしっこの関係。寒さとおしっこの関係。心の成長とおしっこの関係。など、どうなんだろうな~という疑問が色々あり、研究チームの皆と話し合っているところです。

今回の記事は、私が毎月研究チームに提出しているレポートから抜粋して載せています。より具体的なので、なにか参考になれば幸いです。

また、研究チームの報告会の書類のコピーが欲しい方は差し上げますのでご連絡下さい。

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まさに今からするところ。

家では基本的にこの格好。

日中は暖房をつけないので、私もキュウもしもやけマンです。

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2009年1月22日 (木)

おむつなし育児体験記。

「おむつなし育児レポート~3歩進んで2歩下がる~

1歳から始めたおむつなし育児をザッとまとめました。

◎1歳~

ホーローオマルを使い始める。座らせても逃げ出す。トイレにささげてもしない。日中10~15回くらい座らせるが、この1ヶ月で成功は3回ほど。

布おむつをはずして腹掛け一枚にして、排泄のタイミングを見る。まさに「垂れ流し育児」。

色々なことがわかる(・おしり丸出しでいると嬉しそう。・思ったより頻繁に排泄をしている。・おんぶをしているときはしない。寝ているとき、食べているときはしない。それらの後にすぐすることが多い。などなど)

◎1歳2ヶ月~

暑いのもあり、家にいるときはほとんど裸。午前にウンチをしたら裸に、など。おしっこのタイミングを見れる。→おしっこをする直前にじぶんのお股をじっと見る。(3秒くらいなのでオマルが間に合わない)

寝起きにスキンシップをしてオマルに座らせる。→ほぼ毎回おしっこ成功。

夜間の授乳時(2~3回)、本人はほぼ寝ているが、オマルに座らせたかたちで授乳をする。→授乳中にオシッコ。ほぼ毎回成功。

オナラをしたらオマルに座らせてみる。→オマルから逃げ出し、その直後ウンチをボト。ボトボトボト。(畳の上にゆるいウンチが。悲惨。)

オシッコをしたらすぐにオマルを持ってきて「ここにシッシだよ」と、お股をたたくサインを教える。→まだ一度もサインなし。

寝起き以外はほとんど成功なし。オムツの洗濯少し減る。

◎1歳3~4ヶ月~

オマルをやめて、様子を見てトイレに連れて行くようにする。→この頃になるとオマタを見れば出そうかどうかわかるようになってくる。(男の子限定)

オムツはやめてエコニコパンツにする。(これはニシキが出しているパンツ。股のところがぶ厚くなっていて綿100%。何と言っても着脱が楽。ゆったりとした作りが素晴らしい。)

→パンツからだだ漏れするオシッコ。それまでのフリチン立ちションの時にはない違和感が彼を襲ったのか、5回目のパンツを変えた後、初めてシッシと言って私の手をとり、トイレに連れて行ってくれ、見事立ちション成功shine

→それまでは、オシッコが出た後に「シッシ」と指差して教えてくれるのが半分程度だったのが、半分位はする前に言ってくれるようになる。特に、朝&昼の寝起き、外出から家に戻ってきた瞬間は、本人も溜まっているのが自覚できるのかハッキリ強くシッシという。せかさんばかりに。

→トイレに連れて行くのが面倒なとき、足元にホーローオマルを置くと、そこにうまいこと立ちションするようになるshine

この時期の家でのオシッコはトイレ、オマル、床ション、で同じくらいの割合の三つ巴。ウンは教えてくれず、ほとんど成功なし。(出し始めると顔でわかるので慌ててトイレに連れて行く。)

オムツの洗濯結構減る。パンツ、増える。

◎1歳5~6ヶ月~

寒くなってきて頻尿になる。

40分毎位にトイレに連れて行く。→忘れた場合は床ションしている。(家ではノーパンが多いため)

トイレでおしっこが出たら「デタっ」と言うようになる。

しかし「シッシ」と教えてくれないようになる。する前も、床にした後も。

トイレで立ちションを嫌がるようになる。→庭にささげる。お風呂場でさせる。トイレで授乳をしながらだと立ちションする(はしたないけど)。などで対処。全部嫌がるときは布おむつをあてて、ゴムのバンド(手製)で留めておく。

オマルを足元に置いても、しないで逃げ出すようになる。

「オシッコが苦戦する中、ウンに革命が!!」

家でウンをもよおしたら(外ではしない)、アタフタしたり、走りだしたりしする。そして私のところに真剣な顔でやってきて「ウンー、ウンッ」と言うようになる。急いでトイレに連れて行って便座に立たせるとキバる。出たら「ウンチッチ、ポトン」と言って自分で流すshine→ウンは8割成功するようになるshine

外にいる場合は排尿間隔が長い。様子を見てその辺にささげて野ション。街中だとトイレ。外だと嫌がることはほとんどなく、パンツで外出して濡らさずに帰ってくることも多くなる。

オムツ、パンツの洗濯けっこう減る。

◎現在1歳7ヶ月

40分毎などにトイレに連れて行く。→忘れたときは床ション(家ではノーパンが多いため)される。また、トイレを嫌がることも。

寒いせいか外でも頻尿になるが、外でささげようとしても嫌がられてパンツにダダ漏れすることが増える。

ウンに関しては出る前にほとんど教えてくれるので、9割方トイレで成功するようになるshine

ここ1週間ほど前から、オマルを差し出すとそこにオシッコしてくれるようになる。奇跡のオマル復活shine

さらにそのオマルを自分でトイレに持っていって中身のオシッコを便器に流す。「ポットン」と言いながら。

ここ3日ほど前から、1日に数回「シッシ」と教えてくれるようになるshine

paper我が強くなり、嫌がることも多い。でも理解力はすごくあるみたいで、こちらの意図をよくわかっている。やりやすいことも、やりにくいことも半々といったところ。

~全体として~

おむつなし育児といっても、おむつを全くしないというわけではありません。注意してみてあげて、おむつを濡らしたままにしておかないということが大事です。床に粗相してしまっても怒らずに、成功したら思いっきり褒めてあげると良いと思います。

おむつなしの良いところは、排泄を通して親と子の間に深いコミュニケーションがうまれることにあると思います。それによって愛情がより深くなったように感じています。

食べることが大事なように、排泄も同じくらい大事なのでは。やっぱり気持ちの良い排泄って赤ちゃんでも嬉しいみたいです。

オムツを早くはずすことが目的ではなくて、そのプロセスそのものが大切であり醍醐味で、苦労した先には思わぬご褒美が待っています。

おむつなしは、単に排泄だけに留まらず、子どもの色々なことに気づきやすくなる気がします。そのためか子どもも穏やかにスクスク育ち、また自分は我慢強くなれ・・・など、他にも勝手に副産物がついてくるので、新米母ちゃん基礎コースにはぴったりだと思います。

あ、ちなみに夫の協力は欠かせません。うちの夫は、上手に楽しそうにやってくれています。私より上手いのではという勢いです。

そんなこんなで、大変なこともあるけれど、おすすめします。おむつなし育児♪

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2008年9月13日 (土)

立ちションデビューだよ。

夏休みの思い出その3 「立ちションデビューだよ」

以前にオシモのお話で紹介した、おむつなし育児のお話。何度か研究チームの皆様とミーティングを重ね、新聞にも取り上げられ、来年に本が出版されるということで、とりあえず一区切りしたところです。本当に興味深い面白い研究でした。

来ているママ達は皆おむつなしを楽しんでいたし、赤ちゃん達はニコニコ穏やかな子が多かったのが印象的でした。自分の子で実践して、いつのまにか子供が羅針盤のような生活に。子から教わり、発見し、感動して、気がつくと子がどんどん可愛くなってくる。失敗しても成功しても、歓喜してもうなだれても、結果的に愛情が溢れてきている自分を発見した方は多かったのではないでしょうか。

たかが排泄、たかがおむつ、と思われるかもしれませんが、そこにはミッシングリンクが隠されているのだと感じます。おむつなしを乗り越えた先には、LOVE&PEACEな世界がまっています。皆でやって、世界を変えよう。

ところで、あれからキュウのオシモ事情はどうなったのでしょう。

忘れもしない8月1日。ついにキュウは、ついにキュウは、

トイレで立ちションに成功いたしましたーーーーーー!!涙

男だ男だ、ション便小僧の誕生だーーーーーー!

もーーー、

子供と常に一緒に居る生活というのは、ときに大変なこともあるけれど、たまにこういうとびきり嬉しいご褒美がやってくるから参ってしまいます。

そんなこんなで長くなるので、キュウのオシモ話の続きはまた後ほど・・・。

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こんな感じで便座に立たせてしーぽっぽです。

一人だと命中しないからいつもは私が支えてぽっぽ。

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2008年7月12日 (土)

オシモのお話。

今日はちょっとお下のお話。おむつのお話について、失礼します。

現在、おむつがはずれる時期がどんどん遅くなっています。2~3歳で普通、4歳もいて、中には5歳になってもおむつをしている子がいるのにはたまげます。昔は1歳前後ではずれていたというのにです。

「おむつは無理にはずさないで、自然にとれるのを待ちましょう」的な、なにか胡散臭い今の世の風潮があります。それはおかしいのでは?という気がどこかしていました。

そんなこんなで(どんなで?)私は現在、三砂ちづるさんが立ち上げたおむつ研究のプロジェクトに参加させて頂いています。

この三砂さん。「オニババ化する女たち」などのベストセラーで知られ、津田塾大の教授でもいらっしゃいますが、私も妊娠前に読んだこの本に少なからず影響を受けました。三砂さんは私に自宅出産を選ぶ、ひとつのきっかけをくれた方なのです。そんな方の新しい研究に参加できるのは、なんと幸運な巡り合わせでしょうか。

この研究の趣旨をざっくりひとことで言うと、おむつをしないで育児をしてみよう、ということです。

じつはこれは奥が深いテーマで、話すと長くなるので割愛しますが、国内外の古い文献からおむつの歴史を紐解くのはもちろんのこと、おむつを軸に母子保育や心理学、民俗学、医学、生命形態学(難しそうですが、もちろんそれを私なんかにもわかるように、噛んで噛んで噛み砕いた内容を話していただいています)、にまで広がりを見せ、ひいては私たち自身の女性性についてもかんがえさせられる、とおっても面白い研究なのです。

三砂さんを中心に国内外をリサーチするスタッフの方がいて、自分の子供で実践する私たち母親がいます。雑誌社や記者の方も来てました。普段はネットで情報のやり取り、あとは月1回のミーティングで報告をし合ったりゲストのレクチャーを聞いたりしているのですが、毎回とても面白い内容で目から鱗がおちまくりです。あと、参加されているお母さん達が皆、それぞれ創意工夫をした楽しい子育てで刺激にもなっています。

ちなみに玖は1歳ちょっと前からオマルをはじめたので、すでに遅きに失した感がありました。参加者の赤ちゃんは3ヶ月くらいからやっていて、もっと早い方は妊婦さんで、生まれたらすぐにおむつなしで(オマルかトイレで)やるつもりという方もいます。私も早くからやっておけばよかったと、オマルから逃げるションベン小僧を前に今更悔やんでいます。それでも、今は寝起きはほぼ毎回オマルで成功するようになりました。キャッチする時は毎回非常に嬉しく、しばし中身を見つめています。

最終的に研究がまとまれば本にされて出版されると思うので、私が下手に説明をするのもはばかれますが、要はおむつをどうこうよりも、これはいかに赤ちゃんに注意をむけているかというお母さん側のトレーニングということなのだそうです。世のお母さん、一緒に頑張りましょう。

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これがオマル?可愛いでしょう。オマルです。ホーローです。実は戦前からあり、あの有名なスワン型より前らしく、オマルの元祖型ともいえる一品。

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座るとこんな感じでオモローです。

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